2014/06/12(木曜) 03:06

見える化してみよう!

先日、新聞のコラムで、こんな話を読んだ。

 

「学童クラブでね、道具ひとつひとつに名前をつけてやる。

ハサミは花ちゃん、消しゴムはたかし君。

そうするとね、どんな乱暴な子供でも、

道具に話しかけたりして、丁寧に扱うんですよ」

 

なるほど、人としての道理かもしれない。

無機質なもの、意識しないものに名前をつけただけで、

そこに命が吹き込まれ、対話のできる対象となる。

 

 

コーチングをしていて、“もやっ”とするものに

名前をつけてもらうことがある。

 

行動を起こそうとする自分を止めているもの。

自分の見たくない自分。

あるいは、素晴らしく成長した未来の自分。

 

私の場合は、“言えない自分“に名前をつけた。

その名も「まっくろくろすけ」。

言いたいことを止めているナニモノかだ。

 

言いにくいことを言おうとドキドキする「まっくろくろすけ」。

見ぬふりでやり過ごそうとする「まっくろくろすけ」。

時々、彼と会話をした。

時には、「まっくろくろすけ」になりきって、

言いたいこと全てを紙に書き出したりした。

 

そんなことを3ヶ月続けたら、

「まっくろくろすけ」の仕事は終わりになった。

見える化したらラクになった。

 

あるベンチャー社長とのセッションで。

どうもメンバーとのギクシャクが気になる。

で、一大決心して「360度フィードバック」を試みた。

メンバーからは、どんな反応があるだろう。

ドキドキの結果。

 

社長への様々な期待と同時に、

関係を阻害する要素として「尊大」というキイワードが出た。

彼は、一晩考えた。

確かにそうかもしれない。

でも、オレ自身のエネルギーだ。

そこは変われない。

こんな小さなベンチャーを伸ばしていくのに必須な要素だ。

 

で、彼は決めた。

「尊大」と付き合ってもらおう。

 

メンバーにフィードバックのお礼を言い、

「オレ、尊大くんだからさあ、よろしく」

 

「尊大」が「尊大くん」になったことで、

メンバーもラクになった。

 

「社長、尊大くんに少し静かにして、って伝えてください」

「社長、尊大くんだからなあ。しょうがない、やりますよ」

お互いに本当のことを口に出すことで、

笑いながら仕事ができるようになった。

 

「見える化」して「共有」することで、

自覚して対応できるものになる。

あなたのもやもやに、どんな名前をつけますか。

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