2015/01/07(水曜) 00:51

『 “with”の視点 』

 

 

ある会合でこんな話を聞いた。

 

 

彼は、日本に「ホスピタリティ」を定着させた第一人者。

アメリカでの修行時代にその原点を学んだという。

 

 

修行中のホテルでパーティがあり、

ホスピタリティ精神で絶賛される社長秘書のメリーさんも来ていた。

 

 

彼は、メリーさんにこう尋ねた。

「How long have you working“for”Mr.Tohmas?」

~何年、トーマス(社長)のために働いているのですか?~

 

 

 

 

横で聞いていた社長が言った。

「She is working“with”me」

~彼女が、私と一緒に働いているんだ~

 

 

 

なるほど “for” と “with”

単純なようで、大きな違いがある。

 

 

マネジャー向けの研修や、コーチングセッションをしていると、

一生懸命、任務を果たそうと頑張っていることに感動する。

でも、話を聴いていて「大変そう」と思うことも多い。

 

 

そんなマネジャーさんは、“会社のために”とか “部下のために”とか、

“for” で話をする。

 

 

もちろん “for” は大切なんだけど、

“with” で考えてみると「視界」が変わる。

 

 

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年末のセッションのこと。

 

 

あるマネジャーがチームマネジメントに悩んでいた。

「雇用形態」も「年代」も「能力」も「価値観」も異なる人たち。

話を聴いていて、ふと浮かんだ問い。

 

 

「あなたのチームに “with” を持ち込むとどうなりますか?」 

「え? “with”・・・ですか?」

 

 

彼は、しばらく黙ったあと、

チームの構成員を“多様性のカタマリ=いろんな性格・行動特性を持つ動物たち”と

置き換え、自分を動物園の園長として、“with”を考えた。

 

 

すると、次々にアイデアが湧いてきた。

 

 

「違い」は動物園の武器になる。

彼の口からは、ポンポン言葉が飛び出す。

 

 

「まず、個性豊かな『珍獣』は、さらに磨きをかけたいですね。

お互いの違いが、動物園としての圧倒的な差別化につながる

そんなフォーメーションを考えてみます」

 

 

「どうせなら、待ちの動物園でなく、

『移動動物園』や『ふれあい動物園』など

攻めの動物園を目指したいですね」

 

 

「違い」は可能性の宝庫だ。

 

 

1時間半のセッションのあと

別人のようにワクワクして部屋を出て行く彼の姿が印象的だった。

 

 

あなたのチームに “with” を持ち込むと、どんな変化が生まれるだろう。

 

 

 

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