2015/12/23(水曜) 19:20

叱ってくれる人はいますか?

今年は、部下育成をテーマにしたコミュニケーション研修が多かった。

 

その中でも「褒める・叱る」は、永遠のテーマだ。

気持ちが動く分だけ、相手の受けとめ方を慮るだけではなく、

自分の気持ちの処し方にも戸惑いがでる。

この頃は特に、「叱る」に課題感を持つ人が多い。

 

研修内で、エピソード語りをすることがあるが、

30代半ばを境に、若い人は、叱られた経験がない、

という声が多くなり、40代以降では

褒められた経験がないという声がでるのが興味深い

 

皆さん、さまざまな叱られ経験を語ってくれる。

 

●できなかった時に、アドバイスもなく報告書をやぶられた。

もう二度と質問をしないと思った。

●上司が何かしら問題を見つけて、

「**くん、これどういうこと?」と毎日ねちねちと言ってきた。

言われることはもっともで反論できず、すっかり疲れてしまった。

 

といったしんどい経験。

 

 

●必死でやった仕事だったが、最後の連絡をもらし問題になった。

 「惜しいなあ。これまでの苦労が台無しだ」といわれ、

 自分自身が悔しく、ふがいなかった。

 それ以来、最後の詰めを慎重にやるようになった。

 

●大失敗をやらかした時、責任をとってくれた上司が

 「私も過去に失敗をしたことがあります」と、言ってくれた。

 今度こそ、と思い必死で頑張った。

 

という、仕事の杖となった叱られ経験もある。

 

 

 

今年はじめて「評価」にトライした会社。

はじめての評価会議に、社長とマネジメント陣が顔をそろえる。

各部マネジャーより、部下の評価内容と、その理由が発表される。

社員一人ひとりについて、質疑応答が繰り返される。

 

なぜ、Aでもなく、Bでもなく、Cなのか?

評価基準に対し、ここが足りない、ここがひっかかる。

でも、Cは低すぎるのではないか? 云々。

 

協議は4時間に及んだ。

 

最後まで、じいっと聞いていた社長が叫ぶように声を出した。

「Aにしてやってよ!」

 

え? 一瞬、場が固まる。

 

「・・・もちろん、今すぐということではありません。

みんな、これからうちを背負って立つ人たちじゃないか。

成長さしてやってよ!来年には、みんなAをもらえるようにしてやってよ!」

 

社長の、心からの願い。

頬を張られた気がした。

 

マネジャーはそこまで本気で、部下に関わっていただろうか?

この場を仕掛けた人間として、私は

そこまで本気でマネジャーに関わっていただろうか?

 

 

今年一番の、叱られ経験。

 

あなたはちゃんと、叱られてますか?

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