「従流志不変」

「従流志不変」

敬愛する経営者から教えていただいた言葉。
元は臨済宗 大徳寺 の立花大亀師の言だそうだ。

意味は、
大きな難関にあってどうにもできなくなったときは、
思い切って時の流れに身をゆだねなさい。
けれども、いついかなる場合も
いったん立てたこころざしは、
絶対に忘れることがあってはならない。

コロナ禍の中、デジタル流行りでもある。

もともと、ここ数年、研修のあり方も
何か潮流が変わってきている感覚があった。
座学ではなく、ファシリテーションの妙であったり、
後生大事にコンテンツを守るのではなく、
コンテンツはもうオープンソースとして、
そこから何を生み出すのか?が勝負なのだと思ったり。
ソフトのあり方の変容を痛切に感じていた。

その先頭を走らないと生き残れないと思っていたら、
世情がいやおうなしに先に扉を開けた。
今は、デジタルツールの向こうの受講者と向き合う。

もちろん、これまでも電話・スカイプ・ズーム・動画と、
進化するツールを必要に応じて、時々で活用してきたが、
今は待ったなしだ。

これらのツールはいいし、便利だけど、
対面でないことへのジレンマもある。

対面でなければならないことは何なのか?
リアルな場でなければならないことは何なのか?
デジタルツールの可能性はどこまで広がるのか?

世の中の動きをとらえつつ、
真なる提供価値とは何か?

軸を立てる機会だと思い
トライの機会だとも思う。