「あせらず、たゆまず、あきらめず」

高校卒業時、テニス部の顧問の先生が卒業アルバムに書いてくれた言葉です。
不器用は不器用なりに、この言葉をかみしめながら生きてきました。

東京生まれ、埼玉育ち。
両親は、共に北海道産。
父は江差の漁師でした。

小中では、いじめられっこで
「ＮＯ」の言えない自分に嫌気がさし、
最大のコンプレックス＝運動オンチ克服のために始めた軟式テニス。
結局、高校・大学と下手ながらやることになりました。

社会人デビューにあたり、
次に克服するのは対人力と、一番苦手と思われる営業職を希望してリクルートへ。
ほんとに売れない営業マンで、世間話もできないことから「お地蔵さん」と
呼ばれました。

そんな一年目の終り頃…
先輩が、目標もいかずに営業所でぶらぶらしていた私の胸倉をつかみ
どなりつけてくれました。

悔しくて、でも、どうすればいいかわからなくて、
しかたなく、やれることを地道にやりだしました。

リストアップ、アポ取り、訪問、商品の勉強・・・
目の前にあることから逃げずに、やり続けました。
その結果、自分でも信じられないような大型受注でＭＶＰをいただいたのです。

今では、「お地蔵さん」なんて話を誰も信じてくれないほど、
流暢に話せるようになりましたが、今でも調子が悪いなあと思うと、
「足を動かす＝お客様のところに話を聞きに行く」を実践しています。