あせらず、たゆまず、あきらめず

研修が続いた年始。
改めて小さな一歩の大切さを学ぶ。

夏のリーダー研修。
早朝からの仕事現場。
正社員、契約社員、パート従業員。
経験者、未経験者、熟達者、これからの人。
まさに多種多様な方が仕事をする職場。
悩みの多くは、人間関係だ。

お互い同士のアドバイスとともに、
コミュニケーションの考え方とスキルを学習する。
褒められない、叱れない。
会話が少ない、指示をしてもやってくれない。
四苦八苦のリーダーたちだが、様々な思いで
「これは半年続けよう!」と目標を決めた。

年明け早々、フォローアップ研修。
毎月の進捗報告を経て、お互い同士の報告をする。

  • 毎朝、「おはよう」を大きな声で言った。
    お休みをした次の朝は「ありがとうございました」と言い合うようにした。
    パートさんが休むのを当然と思わなくなった。
  • リフレーム(ものの見方を変えてみる)を実践した。
    これまでみんなが苦手だった、しつこい視察員。
    見方を変えて、職場のみんなに、こんな風に呼びかけた。
    「〇〇先生が来てくれはった。ほんま、先生、熱血やね〜」
    「〇〇先生、責任感のカタマリやからな〜」
    みんなが視察員を笑顔で迎えるようになった。
  • 指示をしても、言う通りにしてくれない。
    思い通りの結果にならないことに、いつもイラついていた。
    研修後、少しメンバーの話を聞いてみようと思い、
    「こうしたいんですが」という意見に、
    「じゃあ、やってみたら」とやらせてみた。
    それから、みんな楽しそうに仕事をするようになり、
    自分の思うような結果がでるようになった。
    一番の収穫は、自分の肩の力が抜けたことだそうだ。
  • 職場で一番若い私がリ一ダー。
    パートさんが集まっていると、なんだか怖くて話の輪に入れない。
    勇気を出して声をかけてみた。少しずつ、相談がくるようになった。
    今では、自分が困った時に、年長のパー卜さんたちがいつも助けてくれる。

シンプルなことだけど、シンプルなことだから難しい一歩がある。
まして固まった人間関係の中で、一歩を踏み出すことには勇気がいる。

 

リ一ダーの話を聞きながら、その勇気に拍手を送るとともに、
小さな一歩が「本当に職場を変える」事実に驚愕する。

 

実際には日々の中で、新たな悩みも出てきているが、
—歩を踏み出したリーダーたちには、「やれる」実感がある。

 

「あせらず、たゆまず、あきらめず」
今年も一歩を踏み出そう♪