『 “with”の視点 』

ある会合でこんな話を聞いた。
彼は、日本に「ホスピタリティ」を定着させた第一人者。
アメリカでの修行時代にその原点を学んだという。

修行中のホテルでパーティがあり、
ホスピタリティ精神で絶賛される社長秘書のメリーさんも来ていた。

彼は、メリーさんにこう尋ねた。
「How long have you working“for”Mr.Tohmas?」
~何年、トーマス(社長)のために働いているのですか?~

横で聞いていた社長が言った。
「She is working“with”me」
~彼女が、私と一緒に働いているんだ~

なるほど “for” と “with”
単純なようで、大きな違いがある。

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新一年生に“ランドセル”を寄贈しました

「働くことがかっこいい。そんな世の中の力になりたい。」

 

企画第1弾として
2015年度新一年生にランドセルを2つ寄贈しました。

東京都青梅市にあるこちらの児童養護施設では、
2歳~18歳までの子供たちが生活しているそうです。

いろいろな想いを胸に抱きながら、
元気にそして強くなっていく子供たち。

「働く大人のかっこいい背中」をみながら社会に出て、
自らも輝ける大人になってもらいたい、という願いを込め、
「背中」つながりのランドセルです(^^)。

 

彼らの成長を、応援し続けたいと思っております。

 

マネージャーに贈る十章

証券会社の若手営業マンから突然、電話があった。
「リクルートのご出身ですよね?上場、興味ありませんか?」

~OBリストか何か、あるんですか?~
「いえ、リクルート出身の方をネットで探しました」

株式投資に興味があるというよりは、
ネットで地道に検索をしてアポイントをとっているという彼に
興味が湧いて訪問を受けた。

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見える化してみよう!

先日、新聞のコラムで、こんな話を読んだ。

「学童クラブでね、道具ひとつひとつに名前をつけてやる。
ハサミは花ちゃん、消しゴムはたかし君。
そうするとね、どんな乱暴な子供でも、
道具に話しかけたりして、丁寧に扱うんですよ」

なるほど、人としての道理かもしれない。

無機質なもの、意識しないものに名前をつけただけで、
そこに命が吹き込まれ、対話のできる対象となる。

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「ムダをなくせ!」は、思考停止ワード?

最近、PDCAがテーマの勉強会に参加させもらっている。
メーカーを経て、コンサルタントをやっている方のもとに、
若手や経営者が集まり、リアルな応答で学習が進む。

様々なエピソードが披露され、実に面白い。
その中で、こんな話をきいた。

 

トヨタでは、「ムダを無くそう」とは言わない。

これでは人は動けない。
では、なんというか?

「ムダを探そう」と、言うのだそうだ。

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